確かリアルの誰かのinstagramの投稿をみて、購入したんだけど、中身は最近流行ってるマインドフルネスとか瞑想とかそういう系かと思いきや、全然脳内掃除みたいな話じゃなかった。
超超超要約すると、「オメェが生きる意味を失ってるのは目的無く生きてるからだよ。目的持って生きようぜ!目的持ってそこに突っ走ってたら、クヨクヨしなくなるからよお!」って話。
「本来のお前って、どう生きたいんだっけ?」
こんな言葉を考えるようになる一冊。
2chのコピペが大好きなんだけど、目的なく生きてるってあたりを読んでる間ウニのスレが脳内をよぎってた。
ウニって暇な時は何して遊んでるの?
14 :2015/06/19(金) 16:39:18.687 ID:1kOKsb5Ia
寝る→起きる→食い物探す→食べる→寝る たまに放精15 :2015/06/19(金) 16:40:33.257 ID:l+ULoBu70
>>14
もしかしたら俺ウニかもしれん……
個人的にはすごい面白かったんだけど、筆者の地頭が良いのか、使われてる単語が結構専門的で、レベル高いので一般向けじゃない気がする。
アマゾンランキング20位なんてついてるけど、一発目から行くと飽きると思う。
個人的にはもっとライトなビジネス啓蒙本いくつか読んでからそれらを深めるために読むのがオススメ。
この本のもうちょっと具体的な要約
カーネギーメロン大学という美味しい名前だけどめちゃくちゃすごい大学の博士を取っている筆者。
「あなた、生きることに悩んでない?」って超ざっくりした質問からスタートして、日本人ビジネスマンのよくある悩みを「悩まなくてよし!●●という悩みはゴミである!」と脳科学と認知学を駆使してぶった切っていく。
「ゴミ」って結構強力な単語使ってんな……。って思ったんだけど、多分「時間の無駄」の英訳「waste of time」の「waste(ゴミ)」から来てるんじゃないかなって思ってる。
●●に悩んでるなんて時間の無駄!「waste of time」だぜ!みたいな。
この本では、8つのよくある悩みを挙げており、それらに対して毎回以下の流れを組む。
- 人間はこういうことで悩む。
- 人間には実はこういう特性がある。だからそういうことで悩むのは当たり前で仕方がないこと。
- でも、この特性は現代ではいらなかったり、そのままにしておくと良くない。
- じゃあ、どうしたら良いのか?具体的な解決方法は?
挙げられている良くある悩みは次の通り。(Amazonに載ってる見出しから引用)
- イライラ、怒り、嫉妬・・・生産性を下げる「感情のゴミ」を捨てる
- 満たされなさと焦燥感・・・「他人のモノサシ」というゴミを捨てる
- 変わりたいけど変われない・・・「これまでの自分」というゴミを捨てる
- 自分に自信が持てない・・・「マイナスの自己イメージ」というゴミを捨てる
- 「なりたい自分」になるためにまずは「我慢」というゴミを捨てる
- やりたいことが分からない・・・「自分中心」というゴミを捨てる
- 失敗するのが怖い・・・「恐怖」というゴミを捨てる
- 「論理へのとらわれ」というゴミを捨て「ひらめき脳」を手に入れる
でもこれら全部、大前提として、「人生のゴールを設定しよう。そこに向かって生きていこう」冒頭の方に書いてある話をベースに展開していくから注意。
面白かったなって思ったところだけ紹介していこうかな。
怒りは抽象度が低いから感じる
怒りを感じてる人は、状況に対する抽象度が低いって言葉が面白かった。
情報量のことを抽象度って表現していて、情報量が少ない=抽象度が低い=自分のことしか見えてない。
会社や全体のことが見えている人ほど抽象度が高いということ。
要は、いろんなこと俯瞰して見れてる人ほど感情を制御できるから、物事を俯瞰してみれるようになろうぜ、って話。
でも、会社のために自分を全部押し殺して生きるような制御の仕方は良くなくて、ゴールに向かう途中障壁になるようだったら感情を出しても良いと思うし、闇雲に出すのがあかんやで、って話。
自分は「他人を生きている」ことに気づかなければならない
マジで本音で生きないと、自分が本当に満たされることなんて無いやで。って話。
自分が重要だと思っている、その自分の価値観、全て他人が作り上げてきたもの。
具体的には、次が自分の価値観を作り上げてきた要素たちが絡む。
- 親の言葉
- 先生の言葉
- CM・テレビ・良く見るメディア
- 友人の言葉
- 上司の言葉
- 今つるんでいる人たちの言葉
これもまた結構がっつり行く言葉を使ってるなと思ったんだけど、言われてみれば確かに行動を制御してるのって周りの環境がデカい。
だから、とりあえず車買ってみようかな!車買ったら幸せになれそうだし!って思って車買ってみたりしても全然満たされないのは他人の言葉だから。
他人に生きているうちは幸せなんか掴めない。
確かに。
「自分って何がしたかったんだっけ?本当に?なぜそう思ったの?」
こんな言葉を繰り返していくと根底の自分の望みが見えてくる。んで、
分析した結果、自分が本当に望んでいることベースに動かないと幸せになんかなれない。
自己分析って難しいらしいけどね。アメリカだと10万円とか払ってやってたりするみたいだよ。分析しないと幸せになれないから、払っても良いお金だと私ァ思うけどね。
人間の維持する力の具体的な名前と作用のされかた。
- ホメオスタシス
- コンフォートゾーン
人間維持する力って強くて、変わりたいと思ってもなかなか変わらない。
なぜなら、人間には、「自分が心地よいと思っている状態」を「維持するために逆に動く力」があって、それを元に体が働くから。
これを、「コンフォートゾーンに留まるように、ホメオスタシスが働く」、と言うらしい。
いやー難しいね。単語が難しい。
言葉を簡単にするのは、体重を減らそうとしてもなかなか減らないのは、今の体重を維持しようと身体が働きかけるから。
「やばい、普段の体重よりも1%も減ってる!正常な状態じゃない!食べてるものもなんかカロリーが低い!元に戻さなきゃ、太る力よ来い!エネルギーをもっと吸収せよ!!」
こんな力が働くらしい。血液とか熱とかにも働くらしく、生きるための力だから当然らしい。
でもこれ情報にも作用するらしくて、「人付き合いが苦手」って認識してると、マジで人間と関わることを避けようとしたり無駄に汗をかいたりして人付き合いを無くそうとする動きが働く。
2つとも結構強力な力らしくて、ダイエットするにもなかなか成功しないのも彼らが影響しているかららしい。
じゃあどうやってこれを取っ払うのか?
成長するためには余計な現状維持作用。
これを取っ払うためには、超具体的なゴールを設定して、具体的なイメージを起こし、体に臨場感を感じさせること。
将来の最高な自分を想像して、超リアルに想像すると、その想像しているリアルこそ自分って脳が錯覚を起こすらしい。
リアルが想像している最高の本来の自分で、現状がズレちゃった自分。
これを鳥肌が出るくらいリアルに想像すると、コンフォートゾーンがズレる。
普段のあなたは最高の自分の方なのに、今の自分ってなんかちょっとおかしい!
コンフォートゾーンがずれると、ホメオスタシスが働いて、心地よいゾーンの方に向かって意識が勝手に作り変わっていく。
言い返すと、最強の自分を想像し、マジで振舞うことで、本当に最強の自分になっていく。
脳科学的な観点から、錯覚を起こすってところが面白いなって思った。
最近買ったnoteで、月一で良いから最高級なものに触れろ、本物に触れろ、みたいなこと書いてあったんだけど、そういうことをすることによってより具体的な想像ができるのかも。
とりあえず居場所を変えたり、つるんでる人を変えたりするとか言われたりしたことあったんだけど、そういうことをすることによって強制的にこの作用を起こすことが目的だったのかもしれない。
早速実践して見るためにとりあえず年末にリッツ・カールトンの最高級スイートを予約した。あとでレポしまつ。
マイナスな自己イメージを取っ払う具体的な方法
「らしくないな」って言い聞かせるだけ。
本来のお前って、こんなんじゃないよね、っていうだけ。
自分にも他人にも使える超使える単語「らしくない。」どんな時にも使える。
これは積極的に使っていきたい。
まとめ
将来どんな自分になっていたいか、ではなく、本来の自分ってどういう人だっけ?
こんな問いかけをして、具体的に想像する。
本来の自分って、こうやって振舞うよな、って振る舞いの仕方をする。
失敗したら、「お前らしくないな」って言葉で片付ける。
自分の本音は前に分析したことがあるから、早速実践や。
ってかレビュー書くのおもろいな。
書きながら考察ができるところが良い。分析が好きだから性に合ってるのかもしれない。