やべっサボった。
この本は、ツイッターか何かで、「ラットレースやめなきゃ死ぬまで働かされ続けるんだぜ」ってレビュー付きでRTで回ってきてて、「えっまじで」ってなって衝動買いした本。
確かにそうだけどどういうところでどんな風に働いてるかにもよるんじゃないかなぁ〜って思いながらどう分析しているのか気になったので購入。
この本のあらすじ
- 資本経済主義社会に生まれた以上、資本経済を理解せなあかんで
- 特に資本論を読め
- ものの価値の決まり方を正確に把握しろ
- それがわかったら、自分の価値を上げろ
- 正しい方向へ投資せよ
そして上の全てを踏まえた上で、自分に毎日問うべきは、「『自分』が将来生み出す資産を作る仕事(行動)を、今日はどれだけやったか?やるか?」ってこと。
多分これが一番大事で言いたかったこと。
やべ、「最近私の今やらなければならないことはこれだ!!」って言って死ぬ気でゲームしかしてなかった。終わった。
この本で特に読むべきポイント
この本で初めて知ったのは、資本論の考え方。読んだことなかったんだよね。このレビュー書いてて思い出した。
資本論読まなきゃ。
資本論の考え方の片鱗が見える
資本論の本当にエッセンスのエッセンス見たいなところしか出てきてないんだろうけど、モノの価値の考え方が変わる。
一部を抜粋(というか自分の言葉でまとめちゃったけど)すると
『資本論』においては、「人の手がかかっているもの」のみに「価値」があり、そして、「価値の大きさ」は、「その商品を作るのにかかった手間の量」で決まる。
労働力は余剰価値を唯一生み出せるものであり、余剰価値を生み出せば生み出すほどその商品から得られる利益が増える
多分これが一番でかい。
こういうの見てるとよくわかるんだけど労働者は死ぬ気で働けば働くほど損をする仕組みになっているんだよね。
仕事に対して目的持ってないなら、みんな定時で上がろう。定時で上がるまでの契約でその給料もらってるんだから。
話が脱線したけど、この人なりに資本論を考えて分解して資本論を読み解いてくれているから、そのエッセンスを掴むには十分な本だと思った。
そして、それがわかるとみんな大好き金持ち父さんの話も出てくるんだけど読み方が変わってくる。
思うに、この本を読んでから、金持ち父さんの中で出てくる「じぶん銀行」みたいなお金のやりとりがされている部分を「生身の自分」だと思って、投資している不動産を「生身の自分が将来何か資産を生み出せるようなもの」に置き換えて読むとまじで世界が変わる。
ぜひやってみてほしい。
労働時間は最小限に、労働時間外で自己投資をせよ
毎日固定の時間帯の労働力を対価にお金をもらっている仕組みから逃れるのは難しい。
では、それ以外の部分で自己投資を行い、自分の価値をあげることに時間を全力で費やすべきだ、という話。
価値をあげると自分の給料が上がる。だって他人から見たら価値があるものにはお金を出したくなるから。
ではどのようなものに投資すべきなのか?
賞味期限が長く、身に付けるのが大変で、高い利用価値のある知識・経験をコツコツ積み上げること
そう、長い時間をかけて、賞味期限が長いものを積み上げる。真新しいことなんてすぐ周りも追いつくから向かうべきは逆方向なのかもしれない。
好きなジャンルをディープに掘り下げるからこそ価値が生まれてくる。地道な努力と、長い時間。そして正しいものを積み上げているんだという、信じることが難しい淡い確信。
これこそ、将来に生きてくる投資だと。確かに。
具体的に何かって話は出てこないから自分で探せってことになるのはちょっと悲しかったんだけど、物事の見方が変わったら、今やってることの意味の見出し方とか色々変わってくるもんね。
まとめ
一周回って、本当に一番簡単なのは自分が好きなジャンルの本をバリバリ読むことだと思うんだよ。
最近本を読んでて思うんだけど、1冊読むごとにあるテーマの真髄みたいなところにちょっとずつ近づいているような感覚がある。
これを早く仕事に生かさなければ。もしかしたら書評書いてる場合じゃないのかもしれない。
今年はいくつか仕込んでることがあるから、ちゃんと継続できるような仕組みを作って、もっと沢山本を読んでここも沢山書きたいな。
この本を読んでみたい人はここから見てみてね。